E検定は下表の9分野で構成されており、レベル1⇒2⇒3の順番で難易度が高い問題が出題されます。
全分野試験 | 基本分野試験 | レベル1試験 | |||||||||
L1 | L2 | L3 | L1 | L2 | L3 | L1 | L2 | L3 | |||
電子回路 | ◯ | ◯ | ◯ | 電子回路 | □ | □ | □ | 電子回路 | ◇ | ||
デジタル | ◯ | ◯ | ◯ | デジタル | □ | □ | □ | デジタル | ◇ | ||
電気回路 | ◯ | ◯ | ◯ | 電気回路 | □ | □ | □ | 電気回路 | ◇ | ||
電磁気 | ◯ | ◯ | ◯ | 電磁気 | 電磁気 | ◇ | |||||
半導体 | ◯ | ◯ | ◯ | 半導体 | 半導体 | ◇ | |||||
実装 | ◯ | ◯ | ◯ | 実装 | 実装 | ◇ | |||||
信頼性設計 | ◯ | ◯ | ◯ | 信頼性設計 | 信頼性設計 | ◇ | |||||
計測 | ◯ | ◯ | ◯ | 計測 | 計測 | ◇ | |||||
コンピュータ | ◯ | ◯ | ◯ | コンピュータ | コンピュータ | ◇ |
E検定 ~電気・電子系技術検定試験~ には、以下の3試験があります。
全分野試験:9分野すべてのレベル1~3の問題が出題されます(出題数:100問)
基本分野試験:電子回路・デジタル・電気回路の3分野からレベル1~3の問題が出題されます(出題数:64問)
レベル1試験:9分野すべてのレベル1の問題が出題されます(出題数:32問)
試験の種類と内容は以下の通りとなります。
試験種類 | 全分野試験 | 基本分野試験 | レベル1試験 |
試験日程 | 春(5月)・秋(11月)開催予定 | 随時、全国で受験可能 | |
試験会場 | 東京・大阪の2箇所で予定 | 全国100都市以上の会場(※2) | |
試験形式 | マークシート方式 | CBT方式(※1) | |
試験時間 | 180分(3時間) | 120分(2時間) | 60分(1時間) |
出題数 | 100問 | 64問 | 32問 |
受験料※3 | 11,000円(税込) | 8,800円(税込) | 11,000円(税込) |
認定 |
成績が優秀な方へ称号を認定 エバンジェリスト(65点以上) シニアエキスパート(55〜64点) エキスパート (45〜54点) |
成績が優秀な方へ称号を認定 特級(50点以上) 上級(40〜49点) 中級(30〜39点) |
正答率70%以上の方に 合格証明書を発行 |
※1 CBT方式(Computer Based Testing):PCの画面に問題を表示し、キーボードやマウスで解答を入力する試験 |
※2 外部の試験会場ネットワーク「プロメトリック」の施設・設備を使用しています。 |
※3 消費税総額表示に含まれる税率は10%となりますが、法律により変わる場合があります。(2021年4月1日現在) |
知識を有するレベル(基本的用語と概念の理解):学生から入社3年程度の方を想定しています。
知識を応用できるレベル(概念の応用力):業務経験が3~5年ぐらいの方を想定しています。
問題を解決できるレベル(設計能力およびトラブル発生時の現象の理解と対策):業務経験5年以上の方を想定しています。
<全分野試験および基本分野試験>
出題構成は下表の通りです。
分野 | 問題科目 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 問題数 | |
全分野試験 (100問) |
基本分野試験 (64問) |
電子回路 | 6 | 8 | 8 | 22 |
デジタル | 6 | 8 | 8 | 22 | ||
電気回路 | 4 | 8 | 8 | 20 | ||
電磁気 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
半導体 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
信頼性設計 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
計測 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
実装 | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
コンピュータ | 2 | 2 | 2 | 6 | ||
合計 | 28 | 36 | 36 | 100 |
<レベル1エントリー試験>
出題構成は下表の通りです。
分野 | 問題科目 | レベル1 | 問題数 | |
レベル1試験(32問) | 電子回路 | 7 | 7 | |
デジタル | 7 | 7 | ||
電気回路 | 6 | 6 | ||
電磁気 | 2 | 2 | ||
半導体 | 2 | 2 | ||
信頼性設計 | 2 | 2 | ||
計測 | 2 | 2 | ||
実装 | 2 | 2 | ||
コンピュータ | 2 | 2 | ||
合計 | 32 | 32 |
全分野試験と基本分野試験には合否判定はありません。理解度、活用運用能力を分野ごとに客観評価する試験です。分野別正答率、レベル別正答率、総合偏差値をご案内いたします。
レベル1試験は合否を採用しています。
全分野のスキルレベル | ||
得点 | 称号 | スキル評価 |
65点以上 | エバンジェリスト | エレクトロニクス技術の伝承者として、社内・業界に貢献できる。 |
55~64点 | シニアエキスパート | リーダーとしてグループを統制するのに必要な知識を持ち分析して改善できる。 |
45~54点 | エキスパート |
メンバーとして要求される作業を独力で実践できる。
|
0~44点 | なし |
知識が不十分であり、更なる知識の習得が必要です。
|
基本分野のスキルレベル | ||
得点 | 称号 | スキル評価 |
50点以上 | 特級 | 特定分野でエレクトロニクス技術の伝承者として、社内・業界に貢献できる。 |
40~49点 | 上級 | 特定分野でリーダーとしてグループを統制するのに必要な知識を持ち分析して改善できる。 |
30~39点 | 中級 | 特定分野でメンバーとして要求される作業を独力で実践できる。 |
0~29点 | なし |
知識が不十分であり、更なる知識の習得が必要です。
|
レベル1のスキルレベル | ||
得点 | 称号 | スキル評価 |
70点以上 | 合格 | エントリーレベルの知識と知識の応用能力を備えています。 |
実施方法によって成績報告の仕組みが違います。
以下の表を参照ください。
全分野試験/基本分野試験 | ||||
個人申込み | 法人申込み | オプション | ||
成果物 | 内容 | 公開試験 | オンサイト試験 | |
受験証明書 | 受験証明書または認定証 | 紙 | 紙またはPDF | |
成績表 | 表:成績分析 | 紙 | 紙またはPDF | |
裏:採点結果 | ||||
成績一覧 | - | 紙またはPDF | ||
アンケート結果 | - | 紙またはPDF | ||
企業分析 | - | - | 紙またはPDF |
レベル1試験 | ||
個人申込み | ||
成果物 | 内容 | CBT試験 |
スコアレポート | 合否判定 | WEB確認 |
合格証明書 | 紙 |
<全分野試験および基本分野試験>
試験結果が学習とスキルアップにつながるよう成績表では全受験者との総合点比較のほか、得意分野・弱点の分析およびレベル1~3の
それぞれの結果を掲載します。
不得意分野をなくして、エレクトロニクス全般でバランスのとれた知識を獲得する参考となります。
また、企業・団体の部署などグループ単位で受験される場合は、部署間、グループ企業間の結果比較を行うことにより、目指すべき人材像が明確になります。
(以下、全分野試験の受験者個人の成績表サンプルになります)
<レベル1試験>
試験終了後すぐにスコアレポートをお渡しします。
また合格された方には合格証明書を郵送にてお送りしています。
全分野試験、基本分野試験については級によって受験証明書または認定証を発行いたします。
以下のサンプルをご覧ください。
またレベル1試験について、合格者には合格証明書を発行しています。
E検定の実施方法は3通りあります。
実施方法種類 | 開催場所と時期 | 受験可能な試験 | 特記 |
①公開試験 |
東京・大阪の2会場 春と秋の2回実施 |
・全分野試験 | 公開試験情報はこちら |
・基本分野試験 | |||
②オンサイト試験 |
企業内で選択可能 通年いつでも実施 |
・全分野試験 |
オンサイト試験でオンライン試験(WEB)を準備中です。 ※ご希望の方はお問合せください。 |
・基本分野試験 | |||
③CBT試験 |
全都道府県の CBT試験会場 |
・レベル1試験 | レベル1試験はこちら |
10年以上の開催実績のあるE検定は春と秋の2回、公開試験を行っています。
試験には全分野と基本分野に分かれ、またレベル1から3の範囲が出題されます。合否ではない得点式なので学習のスキルアップ確認に効果的です。
また、まとまった受験者をお持ちの企業・団体様にはオンサイト受験プランを提供しています。
電気・電子系技術者育成協議会
E検定運営事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-55-2 大和ビル5F 株式会社サートプロ内
※ AM9:00~PM5:30 土・日・祝・指定休日を除く