2017年5月28日(日)、電気・電子系技術者育成協議会主催による第6回「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」を開催いたしました。
東京会場の模様
実施内容
日時: 2017年5月28日(日)
試験会場:
東京会場 立教大学(東京都池袋)
大阪会場 サムティフェイム新大阪(大阪市淀川区)
名古屋会場 Time Office 名古屋(名古屋市中村区)
主催:電気・電子系技術者育成協議会
運営:株式会社フュートレック
協力:日経テクノロジーオンライン/株式会社日経BPマーケティング
事務:株式会社サートプロ
検定試験内容(総合分野):
電子回路
デジタル
電気回路
電磁気
半導体
実装
信頼性設計
計測
コンピュータ
検定試験内容(基本分野):
電子回路
デジタル
電気回路
総合分野試験
9科目の総合分野試験です。平均点は46.1となりました。前回が43.6でしたので、約3点上回りました。統計解析を行った分布形状は、飛びぬけている前々回に次いで高い平均点となっています。
分布の形状は、釣り鐘型の分布であることから、技術レベルにおいて広く多様な方々が受験されていると思われます。
分野別に見ると、実装とコンピュータが易しく半導体が難しかったことが伺えます。ただし、設問数が多いのは、電子回路、デジタル、電気回路ですので、この3分野を注視すると、電子回路、デジタル、電気回路の順に難しかったことが伺えます。
前回に比べ、分野毎の100%は1科目から3科目に増えています。
レベル別に見ると、基礎のレベル1から応用のレベル3になるに従って正答数が下がっています。難度の判断基準として、正答率の中央値に着眼すると、レベル1で71.4%、レベル2で41.7%、レベル3で30.6%です。得点は、レベルに係らず1問1点です。
級認定者は、エキスパートでは前回試験では4割の方が獲得されていましたが、今回は3割と減少しています。シニアエキスパートとエバンジェリストは狭き門となっています。
基本分野試験
平均値は28.5と前回に比べ、2点高い値です。分布を見ると、前回に比べ、これまでの分布に近い形となっています。総合分野でも前回に比べ3点平均点が上回ったことから、基本分野3科目が前回より若干易しかったように伺えます。
分野別中央値では、デジタルと電気回路がほぼ等しく、電子回路が約5%難しい結果となっています。電子回路は、毎回若干難しい出題が多いようです。
レベル別に見ると、正答中央値率が、レベル1で66%程、レベル2で42%程、レベル3で29%程となっています。総合試験と比較すると、レベル1で5%程低く、レベル2がほぼ等しく、レベル3もほぼ等しい値となっています。
前回の級認定者は、中級が役27%、上級が役1%、特級が0%でした。これに比べ、今回は、認定者の方が大きく増加しています。ただし、特級認定者の方は前回に引き続きいらっしゃいませんでした。
10年以上の開催実績のあるE検定は春と秋の2回、公開試験を行っています。
試験には全分野と基本分野に分かれ、またレベル1から3の範囲が出題されます。合否ではない得点式なので学習のスキルアップ確認に効果的です。
また、まとまった受験者をお持ちの企業・団体様にはオンサイト受験プランを提供しています。
電気・電子系技術者育成協議会
E検定運営事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-55-2 大和ビル5F 株式会社サートプロ内
※ AM9:00~PM5:30 土・日・祝・指定休日を除く