2016年11月27日(日)に電気・電子系技術者育成協議会主催における第5回目の「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」を開催しました。
実施内容
日時: 2016年11月27日(日)
試験会場:
東京会場 サートプロ代々木研修センター(東京都渋谷区)
大阪会場 サムティフェイム新大阪(大阪市淀川区)
名古屋会場 桑山ビル会議室(名古屋市中村区)
主催:電気・電子系技術者育成協議会
運営:株式会社フュートレック
協力:日経テクノロジーオンライン/株式会社日経BPマーケティング
事務:株式会社サートプロ
検定試験内容(総合分野):
検定試験内容(基本分野):
総合分野試験
9科目の総合分野試験です。平均点は43.6となりました。前回が49.7と比較的高い値であったこともあって、6点程の下落となりました。統計解析を行った分布形状は、これまでの試験の形状とほぼ同じで、前回の高得点が飛びぬけており、今回が特に難しかったわけではないことがわかります。
分布の形状は、釣り鐘型の分布であることから、技術レベルにおいて広く多様な方々が受験されていると思われます。
分野別に見ると、電磁気が易しく実装が難しかったことが伺えます。ただし、設問数が多いのは、電子回路、デジタル、電気回路ですので、この3分野を注視すると、電子回路が若干難しかったことが伺えます。
前回に比べ、分野毎の100%は電磁気のみに留まりました。
レベル別に見ると、基礎のレベル1から応用のレベル3になるに従って正答数が下がっています。難度の判断基準として、正答率の中央値に着眼すると、レベル1で64%、レベル2で39%、レベル3で28%です。得点は、レベルに係らず1問1点です。
級認定者は、エキスパートでは受験者の4割の方が獲得されていますが、シニアエキスパートとエバンジェリストは狭き門となっています。
基本分野試験
平均値は26.4と前回に比べ、6点低い値です。分布を見ると、前回、前々回に比べ、得点が低い分布になっていることが解ります。総合分野でも平均点が6点低かったことから、基本3分野が、今回は難しかったと言えるかもしれません。
分野別では、デジタルと電気回路がほぼ等しく、電子回路が6~9%難しい結果となっています。
レベル別に見ると、正答中央値率が、レベル1で66%程、レベル2で38%程、レベル3で29%程となっています。総合試験と比較すると、レベル1で1%程向上、レベル2で1%程減少、レベル3で1%程向上しています。
平均点が振るわなかったため、厳しい結果となっています。残念ながら前回に引き続き「特級」授与者はいらっしゃいませんでした。
10年以上の開催実績のあるE検定は春と秋の2回、公開試験を行っています。
試験には全分野と基本分野に分かれ、またレベル1から3の範囲が出題されます。合否ではない得点式なので学習のスキルアップ確認に効果的です。
また、まとまった受験者をお持ちの企業・団体様にはオンサイト受験プランを提供しています。
電気・電子系技術者育成協議会
E検定運営事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-55-2 大和ビル5F 株式会社サートプロ内
※ AM9:00~PM5:30 土・日・祝・指定休日を除く